出っ歯(上顎前突)の非抜歯矯正治療について【album 381】
出っ歯(上顎前突)を非抜歯で矯正治療するためには、前歯を後ろに後退させるためにスペースを作る必要があります。
その方法として
①犬歯の後ろの歯(小臼歯)を抜歯する
②奥歯を後方に移動する
③上顎骨を外科的に切除する(小臼歯を伴う)
等があります。
当院では、主に②の奥歯を後方移動する事により非抜歯で矯正治療する方法を選択します。また、下顎の位置をコントロールする為に奥歯のかみ合わせの高さ(咬合高径)・奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化し、顎関節に過剰な負担がかからない機能的で安定した咬合を構築するようにしています。特に、顎と顎関節が成長発育期にある小児は、咬合高径・咬合平面を適正化して咬合誘導・咬合育成して行くことにより正常な発育を促す事は、不正咬合を根本的に改善する為にはとても大切です。それでは実際の治療前後の写真をご覧下さい。
photo 2262
奥歯を後方移動して咬合高径・咬合平面を適正化する事により、深すぎる咬み合わせ(過蓋咬合)と出っ歯(上顎前突)を非抜歯で改善しました。
photo 2263
歯を支える歯槽骨の形態を修正しながら奥歯を後方移動して歯並びを改善しています。
それでは、実際の治療経過をご覧下さい。
photo 2264
ワイヤー矯正により、奥歯を後方移動し前歯を後退させ非抜歯で出っ歯を改善しています。
photo 2265
奥歯を後方移動しながら咬合高径・咬合平面を適正化して上の前歯を後退させながら下顎の前方に誘導するようにしています。
photo 2266
奥歯を後方移動しながら咬合高径・咬合平面を適正化して上の前歯を後退させながら下顎の前方に誘導するようにしています。
photo 2267
咬合高径・咬合平面を適正化して、顎関節と下顎の前方成長を促して出っ歯を非抜歯で治療しています。
photo 2268
咬合高径・咬合平面を適正化して、顎関節と下顎の前方成長を促して出っ歯を非抜歯で治療しています。
photo 2269
咬合高径・咬合平面を適正化して非抜歯で深すぎる咬み合わせ(過蓋咬合)と出っ歯(上顎前突)を改善しています。
photo 2270
下顎は上顎の形態に合わせて歯槽骨形態修正を行い歯を配列しています。
今回は、ワイヤー矯正によって奥歯の後方移動を行っている症例を紹介しましたが、透明なマウスピース型矯正装置であるインビザラインでも同様な治療を行う事が出来ます。
<インビザラインによる上顎の奥歯の後方移動と歯列形態修正(マウスピース10枚毎の経過)>
1週間毎にマウスピースを交換して、40枚(10カ月)治療を行った経過をご覧下さい。
<参考>