受け口(反対咬合)の治療は反対のかみ合わせを治した後の筋トレが大切 album 219

今回の症例は、反対のかみ合わせを気にして来院した7歳の小児です。受け口(反対咬合)の治療は反対のかみ合わせを改善するだけで良いのでしょうか?実は、反対のかみ合わせが改善してからが本番です。下顎の成長発育は、身長が伸びているうちは続きます。したがって、女の子は14際前後まで男の子は18歳前後までは身長が伸びますので長期間の咬合誘導・咬合育成が必要です。
それでは実際の治療をご覧下さい。

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奥歯のかみ合わせの高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化して反対のかみ合わせを改善します。反対のかみ合わせを放置すると下顎の過成長を助長し、上顎の成長は抑制される事になります。やがては顔が変形し、重度の骨格的な反対咬合となってしまいます。早期の被害(反対のかみ合わせ)改善が大切です。

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奥歯のかみ合わせの高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化して反対のかみ合わせを改善します。

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奥歯のかみ合わせの高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化して反対のかみ合わせを改善します。

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奥歯のかみ合わせの高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化して反対のかみ合わせを改善します。一時的にオーバージェットが大きく(出っ歯)なりましたが、筋機能矯正装置と適切な口腔筋機能療法(MFT)による筋トレで歯軸が改善して行きます。

筋トレによって前歯の歯軸が変化していく様子をご覧下さい。

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奥歯のかみ合わせの高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化して反対のかみ合わせを改善します。一時的にオーバージェットが大きく(出っ歯)なりましたが、筋機能矯正装置と適切な口腔筋機能療法(MFT)による筋トレで嫦娥の歯軸が改善して行きます。

筋トレによって前歯の歯軸が変化していく様子をご覧下さい。

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反対のかみ合わせを改善する為には前方へ歯を押し出すことが必要ですが、側切歯が並ぶ為のスペースも足りません。歯槽骨の形態修正を施し顎を前方と側方に拡大しました。

反対のかみ合わせが改善すると、自然に上顎が前方に成長発育していきます。
当院では、反対咬合の治療において、上唇の周囲筋の緊張した筋肉と下唇の周囲筋の弛緩した筋肉を引き締める為に口腔筋機能療法(MFT)を併用しながら、筋機能矯正装置を使用しています。上顎は十分に成長発育が促され、永久歯の犬歯が並ぶ十分なスペースが確保されました。これで八重歯を回避することが出来そうです。

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下の前歯が並ぶための顎の大きさが必要ですので、顎を拡大し永久歯の犬歯が八重歯にならないように奥歯を後方移動して犬歯のスペースを確保します。この後は、筋機能矯正装置を用いて全ての永久歯が筋肉のバランスがとれた位置へ再配列されるように咬合育成・咬合誘導していきます。

初めに十分な犬歯のスペースを確保すれば、自然に永久歯が綺麗に再配列されて行きます。安定した歯並びを確保する為には口腔周囲の筋肉のバランスを整え、舌の正しいポジションを習得する必要があります。
この様な治療を成功に導く為には、術者の適正な咬合誘導・咬合育成の技術と患者様自身の協力が必須であります。成長発育途上の小児矯正治療においては、お任せの矯正治療はあり得ません。矯正歯科医師と患者様の間の絶大なる信頼関係の構築がとても大切であると考えています。

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

 

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