反対咬合治療における奥歯のかみ合わせ(咬合平面)の適正化について album 236
今回は、受け口を気にして来院した小学校3年生の小児の症例です。
矯正学的な問題は
①前歯のかみ合わせが反対
②下顎が左に2㎜ずれている(顎偏位)
③奥歯の高さに左右差がある
④顎関節の動きと奥歯のかみ合わせ(咬合平面)が不適切
⑤上顎骨の歯列形態が歪んでいる(上顎骨の前方成長が阻害)
⑥永久歯の大きさと顎の大きさが小さい(叢生)
当院の治療法は、奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を顎関節の動きを考慮して適正化させることにより下顎のずれを改善しながら前歯の反対のかみ合わせを改善し、上顎の前後に潰された形態を修正して前歯のかみ合わせを改善し八重歯を予防することに致しました。
奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を顎の動きに合わせて適正化する事により下顎を後方に適応させ、反対咬合を改善し安定した機能的な咬合を構築するようにしました。
左側の奥歯の高さが低いことにより、下顎が左にずれていますので奥歯の高さ(咬合高径)を適正化し下顎を右にずらして出来るだけ正中を合わせる事により顎関節の機能障害と顔が歪む顎変形症に移行することを予防することにしました。奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を顎の動きに合わせて適正化する事により、下顎を後方に適応させ反対咬合を改善するようにしました。この後は、ワイヤーを外して筋機能矯正装置と口腔筋機能療法(
それでは実際の治療経過をご覧下さい。