子供の受け口は出来るだけ早期に改善し上顎を育てよう album 237

今回は受け口を気にして来院した小学校2年生の小児です。なるべく目立たない装置で治療したいとの希望がありました。そこで,取り外し式の床矯正装置を用いて治療することに致しました。反対の咬み合わせは半年ほどで改善しました。初めに多少の下顎のずれ(顎偏位)が見られましたが、被蓋の改善に伴い自然に改善しました。顎偏位を放置し顔が歪む顎変形症になってからでは治療がとても複雑になります。早めの治療開始をお勧めします。治療前後の写真をご覧下さい。

成長発育期にある小児は、日々歯の萌出状態が変化します。反対の咬み合わせが改善してから半年間で咬み合わせが大きく変化しました。その経過をご覧下さい。

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反対の咬み合わせが改善してからの半年の変化をご覧下さい。すきっ歯だった中切歯が側切歯の萌出に伴い隙間が無くなり歯軸もまっすぐになっていきます。成長発育期にある子供はできるだけ早めに反対の咬み合わせを改善してあげることにより、正常な歯の萌出位置に移動して口腔周囲筋肉のバランスの良い場所に移動していきます。そのダイナミックな変化をご覧下さい。早期治療の大切さを理解して頂ければ幸いです。

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反対の咬み合わせが改善した後に萌出してきた側切歯が、自然に理想的な位置にかみ合っていく様子をご覧下さい。適切な咬合誘導・咬合育成並びに口腔筋機能療法(MFT)を併用した筋機能矯正装置の使用による筋トレがとても大切です。

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反対の咬み合わせが改善した後に萌出してきた側切歯が、自然に理想的な位置にかみ合っていく様子をご覧下さい。適切な咬合誘導・咬合育成並びに口腔筋機能療法(MFT)を併用した筋機能矯正装置の使用による筋トレがとても大切です。

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反対咬合の治療は下顎を後退させることも大切ですが、上顎を前方発育させることを忘れてはいけません。

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反対咬合の治療は下顎を後退させることも大切ですが、上顎を前方発育させることを忘れてはいけません。

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上顎の口蓋に舌が収まる十分なスペースを確保することは、低位舌を改善し鼻呼吸を促す上でとても大切です。

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下の前歯の凸凹(叢生)については、とりはずし式の拡大装置で歯槽骨の形態修正を施し改善致しました。下顎を拡大して十分な犬歯のスペースを確保し、八重歯を予防することが出来ました。

 

 

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

過去の症例はこちら

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