八重歯は八重歯になる前に治療を開始しましょう album 239

今回は八重歯を気にして来院した小学校6年生の小児の患者さんです。上顎の犬歯は小学校5年生から6年生ぐらいに萌出することが多いため、その時期に八重歯を気にして来院する小児の患者さんが多く見受けられます。しかし、この時期は乳歯と永久歯が未だ混在して治療開始時期は1期治療でスタートするのですが、治療中に全ての乳歯が抜けて永久歯の歯列となります。こうなると治療のステージは2期治療に移行することとなり、小児矯正から成人と同じ治療法になります。そのため、治療費は1期治療の治療費+2期治療の治療費となります。当院では、この様な場合、1期治療の治療費が無駄にならないように2期治療の費用を減額して行っています。この微妙な時期の治療は永久歯の歯根が未だ完全に出来上がってないために矯正治療で歯を動かすと根尖が弯曲する場合があります。歯を動かす永久歯の歯根は3分の2まで完成するのをレントゲン写真で確認してからとなります。従って、治療期間が長くなるのです。八重歯になるかどうかは小学校になったら歯並びの状態を見ると分かりますので、5年生になる前に1期治療を終えて、永久歯の犬歯の萌出スペースを創っておくようにしたいものです。
それでは、治療前後の写真をご覧下さい。

非抜歯で上下の八重歯を改善する事が出来ました。実際の治療経過をご覧下さい。

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約3年間の動的治療終了後、約4年後の歯並びを最後に掲載しました。歯並びは安定してむし歯も歯肉の炎症も見られません。
安定した歯並びを創るには、顎関節の動きを考慮して奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を最適化する治療がとても大切です。また、口腔周囲筋のバランスを整える事も同様に大切です。当院では、適切な咬合誘導・咬合育成を心がけ口腔筋機能療法(MFT)を併用した機能的な矯正治療を行っています。

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約3年間の動的治療終了後、約4年後の歯並びを最後に掲載しました。歯並びは安定してむし歯も歯肉の炎症も見られません。

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約3年間の動的治療終了後、約4年後の歯並びを最後に掲載しました。歯並びは安定してむし歯も歯肉の炎症も見られません。

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約3年間の動的治療終了後、約4年後の歯並びを最後に掲載しました。歯並びは安定してむし歯も歯肉の炎症も見られません。

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約3年間の動的治療終了後、約4年後の歯並びを最後に掲載しました。歯並びは安定してむし歯も歯肉の炎症も見られません。

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約3年間の動的治療終了後、約4年後の歯並びを最後に掲載しました。歯並びは安定してむし歯も歯肉の炎症も見られません。

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約3年間の動的治療終了後、約4年後の歯並びを最後に掲載しました。歯並びは安定してむし歯も歯肉の炎症も見られません。

 

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

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