反対咬合治療は筋トレで快速・快適に album 240

反対咬合の治療はできるだけ早めに始める事がポイントになります。しかし、どんな治療をされるのか怖くてためらっているうちに下顎はどんどん伸びて顔が歪んで、骨格性の反対咬合(顎変形症)になると治療期間も長くなり複雑な治療が必要になります。場合によっては、外科矯正(顎切り)を行わないと改善を見込めない状態になることもあります。先ずは反対の咬み合わせを治すようにしましょう。反対の咬み合わせは適切な咬合誘導・咬合育成を行えば、あっという間に改善されることも多いのです。ためらわず先ずは相談して下さい。当院では出来るだけ小児の負担を軽減する方法で対応するように心がけています。それでは実際の治療をご覧下さい。

<参考>

筋機能矯正装置(トレーナーシステム)を用いた咬合誘導・咬合育成について

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奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化し、取り外しのマウスピース型筋機能矯正装置を昼間に2時間ほどと寝ている間使用して貰いました。治療開始から3ヶ月で反対の咬み合わせが改善し、右側に3㎜ほどずれていた下顎の位置(顎偏位)も約1年で改善しました。低位舌の改善と口腔周囲筋のバランスを改善する為に口腔筋機能療法(MFT)で筋トレを併用して行っています。

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咬合高径と咬合平面の適正化と筋トレで下顎が後方に適応していく様子をご覧下さい。

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咬合高径と咬合平面の適正化と筋トレで下顎が後方に適応していく様子をご覧下さい。

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上唇周囲の口輪筋の緊張が改善され上顎が前方に発育していく様子をご覧下さい。口腔周囲筋のバランスを改善する事はとても大切です。

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下顎の歯並びは、反対の咬み合わせと顎偏位が改善するにつれて自然に整ってきました。顎偏位や反対の咬み合わせが改善しないと乳臼歯が抜けて後から出てくる永久歯が誤った位置に萌出することがあります。歯は口腔の筋肉のバランスがとれた位置へ誘導されます。これは機能的で安定した歯並びを作り上げる上でとても大切であると考えています。

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

 

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