「できるだけ歯を抜かない矯正歯科治療」ブログについて

Amebaのブログを石井歯科矯正歯科医院のHPの「矯正ブログ」コーナーで更新

Amebaブログで掲載してきた「できるだけ歯を抜かない矯正治療」のブログですが、石井歯科矯正歯科医院HP(ホームページ)リニューアルに伴い、今後の歯列矯正ブログ掲載をAmebaブログから石井歯科矯正歯科医院HPに新設した歯列矯正ブログコーナーで更新していくよう変更致しました。

大切な歯を抜かないで、機能的かつ安定したな歯並びと噛み合わせを作ることは可能です。
その為には、矯正治療を始める時期がとても大切です。
顎の骨と顎関節の成長発育が期待出来る小児期に適切な咬合誘導並び咬合育成を心がけ、不正咬合を引き起こす悪習癖や呼吸法(口呼吸)を徹底的に改善し、歯列を支える口腔の筋肉のバランスを整えることは必須です。

成長発育が期待出来ない成人矯正においては、上顎と下顎の骨や顎関節を発育させる治療は不可能です。
しかし、大切な小臼歯を抜歯する事なく、歯を並べるためのスペースを確保する非抜歯矯正歯科治療は可能です。

それは、上下顎の骨の上には歯を支える歯槽骨という骨があり、ある程度までなら歯を移動させることにより歯槽骨の形態修正をする事が出来るからです。

ここで顎の骨の成長発育が望めない成人矯正で歯を並べるための方法について考えてみます。

①顎を徐々に広げる側方拡大(歯槽骨形態修正)
②臼歯を後方移動
③歯の間をやすりで削り(最大で約0.5㎜)スペースを創るIPR(InterProximal Reduction)
④小臼歯を抜歯して歯を並べる
⑤急速拡大(上顎の正中口蓋縫合が未だ癒着していない小児の上顎を急速に広げ、縫合を開いて新生骨を添加する)
の5つの方法があります。

当院では、痛みが少なく外科的侵襲も最小限にしたいと考え、主に①②③の方法を用いています。
(上顎大臼歯に近心回転が認められる時は、その改善もスペース獲得には有効)

しかし、この新たに創り出された歯列を維持していくためには、口腔の筋肉バランスが整った適切な位置に歯を並べる必要があります。

また、奥歯のかみ合わせ(咬合平面)と顎関節の動き(顆路)が適切な関係で、機能的に問題が起こらないように配慮しなければなりません。

出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合)のような下顎の位置が異常な不正咬合は、これらの関係が不適切である場合が多いと思われます。

但し、遺伝や成長ホルモンの影響で上顎や下顎の発育に問題がある場合もあります。
この様な場合は、ある程度までなら歯を抜かない非抜歯矯正で対処療法的に対応することも出来ますが、顎切り(外科的矯正)の適応となることもあります。

この歯列矯正ブログを通して歯並びで悩んでいる皆様に、実際に当院で行っている「できるだけ歯を抜かない矯歯科治療」を見て頂き、希望を持って矯正治療を開始する機会となれば幸いと存じます。


過去の症例はAmebaブログの歯列矯正ジャンルに掲載していますので、そちらの方もご参照よろしくお願い致します。

石井歯科矯正歯科医院 院長 石井清和

<参考>

子供の矯正治療をスタートする目安 その 1
「生え代わりの時期が来ても、上顎の乳前歯の間に隙間(発育空隙)がない時」
(クリックHere)

子供の矯正治療をスタートする目安 その 2
「不正咬合に気が付いたとき」
(クリックHere)

なぜ歯並びを治した方が良いの?
歯並びを治すと色々と良いことが・・・(矯正治療のメリット)
(クリックHere)

歯並びが悪い(不正咬合)とは?
不正咬合の種類と問題点
(クリックHere)

追伸

これまでAmebaブログで紹介した当院の「できるだけ歯を抜かない矯正歯科治療」の症例写真を抜粋して掲載します。

 

過去の症例はこちら

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