習慣性の口呼吸の患者さん album 165

顎の形は何処まで変えられるのか!
(歯槽骨形態修正の実際) その 44

今回の症例は、習慣性の口呼吸の患者さんです。
歯並びのアーチの形態は、口腔の筋肉のバランスの影響を大きく受けます。
口呼吸の人はぽかんと口を開いている事が多いのです。従って、口元の筋肉の力が弱く嚥下の時に舌が上に上がりません。このため頬の筋肉により歯並びのアーチが潰され狭くなり前歯が前方に飛び出します。鼻呼吸をしていないので鼻腔も発育不足になり口蓋が深くなります。また、舌も後下方に沈下していることが多く、喉の奥の気道が狭くなり息苦しさを常に感じます。この事により、徒競走の後のように息苦しさから口呼吸が誘発され益々鼻呼吸ができなくなります。

当院では、矯正治後の歯列の安定のためMFT(口腔筋機能療法)に力を入れています。特に、唇を閉じて(リップシールド)、舌が口蓋の正しい位置に有ることを意識させて指導とトレーニングを行っています。しかし、歯並びのアーチが狭いと舌が上顎の口蓋に収まりませんので、歯並びを改善するに当たり先ず歯槽骨の形態修正を行い歯列の形態を整えるようにしています。今回の症例では、取り外しの拡大装置で顎の大きさを広げてから歯並びを誘導しています。それでは、実際の治療経過をご覧下さい。

<追伸>
当院の「歯を抜かない矯正歯科の症例写真」です。
このalbumシリーズのコンセプトはalbum1に掲載しています。

歯列矯正治療をお考えの方、是非ご覧ください。
「albumシリーズのコンセプト(2019年3月17日掲載)」

<参考>

子供の矯正治療をスタートする目安 その 1
「生え代わりの時期が来ても、上顎の乳前歯の間に隙間(発育空隙)がない時」
(クリックHere)

子供の矯正治療をスタートする目安 その 2
「不正咬合に気が付いたとき」
(クリックHere)

なぜ歯並びを治した方が良いの?
歯並びを治すと色々と良いことが・・・(矯正治療のメリット)
(クリックHere)

歯並びが悪い(不正咬合)とは?
不正咬合の種類と問題点
(クリックHere)

photo 829

舌の正しい位置と歯を非抜歯で配列するためのスペースを確保するため、始めに歯槽骨形態修正をして顎の大きさを広げました。その為一時的に前歯の間がすきっ歯になっています。永久歯の犬歯が萌出してきましたが、スペースが不十分であるため八重歯になりました。その後、ワイヤー矯正にて奥歯を後方に移動して犬歯のスペースを創り配列していきました。

小児矯正(子供の矯正)咬合誘導 咬合育成 歯を抜かない非抜歯矯正

photo 830

下顎の大きさも上顎に合わせて拡大して、ワイヤー矯正にて歯を配列していきました。

小児矯正(子供の矯正)咬合誘導 咬合育成 歯を抜かない非抜歯矯正

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歯槽骨整形により顎を広げているため、一時的にすきっ歯になっています。ワイヤー矯正により奥歯を後方移動して犬歯のスペースを創り配列しています。

小児矯正(子供の矯正)咬合誘導 咬合育成 歯を抜かない非抜歯矯正

photo 832

ワイヤー矯正にて奥歯を後方移動したため、治療の途中で開咬になりました。その為、奥の高さ(咬合高径)を低くして、奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化し、歯並びを整えました。

小児矯正(子供の矯正)咬合誘導 咬合育成 歯を抜かない非抜歯矯正

photo 833

ワイヤー矯正にて奥歯を後方移動したため、治療の途中で開咬になりました。その為、奥の高さ(咬合高径)を低くして、奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化し、歯並びを整えました。

小児矯正(子供の矯正)咬合誘導 咬合育成 歯を抜かない非抜歯矯正

photo 834

ワイヤー矯正にて奥歯を後方移動したため、治療の途中で開咬になりました。その為、奥の高さ(咬合高径)を低くして、奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化し、歯並びを整えました。

小児矯正(子供の矯正)咬合誘導 咬合育成 歯を抜かない非抜歯矯正

photo 835

ワイヤー矯正にて奥歯を後方移動したため、治療の途中で開咬になりました。その為、奥の高さ(咬合高径)を低くして、奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化し、歯並びを整えました。

小児矯正(子供の矯正)咬合誘導 咬合育成 歯を抜かない非抜歯矯正

矯正症例集閲覧に当たって
顎の大きさを歯槽骨の形態修正によって大きく広げ、適切な咬合誘導・咬合育成を行えば、成長発育期の小児の場合、顎の骨の成長発育を促す事は出来ます。
また、顎骨や顎関節の成長発育が期待出来ない成人においても、ある程度までなら歯槽骨の形態修正によって顎を広げて、歯を並べるスペースを確保することができます。
但し、個人個人の顎の形態・大きさ・歯槽骨の幅・歯軸等は異なりますので、歯槽骨の形態修正には限界があります。
全ての症例が、非抜歯で矯正できるわけではありません。
現在当院では、「できるだけ歯を抜かない非抜歯矯正治療」を実践するために、最新の歯科用CTを導入し、歯の移動を制限する様々な解剖学要因(歯槽骨の幅・歯根の3次元的な位置・顎l骨の3次元的形態・歯根尖と切歯管の3次元的な位置関係等)を慎重に分析しています。

顎が小さくて歯が並ばない時の対処法
①顎を徐々に広げる側方拡大(歯槽骨形態修正)
②臼歯を後方移動
③歯の間をやすりで削り(最大で約0.5㎜)スペースを創るIPR(InterProximal Reduction)
④小臼歯を抜歯して歯を並べる
⑤急速拡大(上顎の正中口蓋縫合が未だ癒着していない小児の上顎を急速に広げ、縫合を開いて新生骨を添加する)
の5つの方法があります。
当院では主に①②③の方法を採用しています。

矯正治療には、いくつかのリスクと副作用が有ります。
矯正治療をお考えの方は、下記の記事をご参照ください。
「矯正歯科治療で生じうるリスクや副作用について」(クリックHere)

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