反対咬合の治療は下顎の成長発育を考慮(男の子編) album 246

反対咬合の治療は下顎の成長発育の特徴を踏まえて行う必要があります。男の子の場合、下顎は一般的に18歳ぐらいまで成長発育します。それに対して、女の子は14歳位ぐらいまで成長発育します。従って、成長発育途中の年齢で来院した小児に対する治療は成長発育を見ながら2回に分けて行う事になります。今回は、小学校5年生の男の子の反対咬合の治療について見ていきます。治療前のレントゲン分析(セファロ分析)の結果、骨格性の反対咬合であることが分かりました。このまま何も治療することなく18歳まで経過を見ていくと重度の反対咬合となってしまい外科矯正(顎切り)が必要となる可能性があります。そこで、先ずは部分的な矯正治療で反対咬合を改善する事にしました。その後、経過を観察していくと予想通り下顎の成長発育が大きく再び反対咬合が再発してきました。下顎は身長が伸びているうちは発育しますので、身長の発育が止まるのを待って仕上げの治療を開始しました。重度の骨格性の反対咬合でありましたが、何とか外科矯正を併用することなく治療を終えることが出来ました。それでは実際の治療経過をご覧下さい。

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初診時、骨格性の反対咬合であり、下顎の成長発育途中の時期であることから、これ以上の悪化を防ぐために部分的な矯正治療により反対の咬み合わせを改善する事にしました。反対の咬み合わせを改善できましたが、予想通り下顎の成長発育により再び反対咬合が再発しました。その後、下顎の成長発育のピークまで経過観察して仕上げの治療を行いました。

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先ず、部分的な矯正治療で反対の咬み合わせを改善し、その後下顎の成長発育のピークを待って仕上げの治療を行いました。

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先ず、部分的な矯正治療で反対の咬み合わせを改善し、その後下顎の成長発育のピークを待って仕上げの治療を行いました。

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下顎は成長発育のピークを迎えるまで前方に伸び続けます。下顎の成長発育のピークまで何もせず経過を見ていたら恐らく外科矯正(顎切り)が必要となったと思われます。

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下顎は成長発育のピークを迎えるまで前方に伸び続けます。下顎の成長発育のピークまで何もせず経過を見ていたら恐らく外科矯正(顎切り)が必要となったと思われます。

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下顎の成長発育は18歳位まで続きますので、それまでの間に上顎のアーチを出来るだけ大きく形態修正しておくことは外科矯正を回避するにはとても大切です。

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先ず部分矯正で反対の被蓋を改善しましたが、下顎の前方成長を十分にコントロールする事は不可能でした。しかし、反対の咬み合わせで放置するよりは下顎の前方成長をある程度は抑える事が出来たと思われます。当院では、ワイヤー矯正で歯を動かずだけではなく、低位舌の改善を始め筋肉のアンバランスを口腔筋機能療法(MFT)を併用して出来るだけコントロールしています。

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

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