重度の受け口が治療期間約1年で改善 album 249

今回紹介する症例は、見かけ上はかなり重度の反対咬合の中学生です。治療開始から半年で反対の咬み合わせが改善し1年ほどで治療を終えることが出来ました。何故か?奥歯のかみ合わせが正常(1級関係)で下顎そのものの過成長は見られず、前歯の部分だけが反対の咬み合わせになった症例だからです。従って、前歯が生えかわる小学校低学年のうちに適切な咬合誘導・咬合育成が出来ていればこの様な状態にはならずに済んだと思われます。しかし、この様な状態を放置すれば何れは顎のズレが進行し顎変形症になる場合もあります。そうなると外科矯正(顎切り)の適応症例となってしまいます。小児の反対咬合は下顎の成長発育によりどんどん進行して骨格的な問題が大きくなる場合が多いので、ためらわずに早期に矯正歯科医院を来院して相談して下さい。

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約1年ほどのワイヤー矯正治療で反対咬合が改善しました。奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化するミャウテクニックを用いゴムメタルを使用しています。

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下顎の前歯を一塊にして後方移動していますので、一時的に上下の前歯がぶつかり開口になりましたが、その後3ヶ月ほどで正常な咬み合わせに修正する事が出来ました。顎間ゴムをしっかり使用する事がとても大切です。

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下顎の前歯を一塊にして後方移動していますので、一時的に上下の前歯がぶつかり開口になりましたが、その後3ヶ月ほどで正常な咬み合わせに修正する事が出来ました。顎間ゴムをしっかり使用する事がとても大切です。

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下顎の前歯を一塊にして後方移動していますので、一時的に上下の前歯がぶつかり開口になりましたが、その後3ヶ月ほどで正常な咬み合わせに修正する事が出来ました。顎間ゴムをしっかり使用する事がとても大切です。

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下顎の前歯を一塊にして後方移動していますので、一時的に上下の前歯がぶつかり開口になりましたが、その後3ヶ月ほどで正常な咬み合わせに修正する事が出来ました。顎間ゴムをしっかり使用する事がとても大切です。

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上の中切歯の間に隙間が見られます(すきっ歯)。噛む力が強い患者さんは下顎が上の前歯を前方に押し出しすきっ歯が再発する傾向があるので、治療後も奥歯の高さを維持するようなリテーナーを下顎の成長発育が終了するまでしっかり使用する必要があります。

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噛む力が強いため下顎の前歯が前方に押し出され右下の犬歯と第一小臼歯の間に隙間が見られます。この隙間を閉鎖しながら、下顎の歯を一塊にして後方に移動しました。

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

 

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