重度の骨格性反対咬合を完全に改善するにはやはり外科矯正(顎切り)をする事がBestかも知れませんが、ある程度までならワイヤー矯正で反対咬合を改善する事は可能です。誰しも顎を切る手術を望んでいる人はいないと思います。当院では反対咬合はできるだけ早い時期から顎の成長発育をコントロールする事により、重度の骨格性反対咬合または顎変形症にならないように治療を心がけています。しかし、矯正治療を決断できず悩んでいるうちに何時の間にか重度の骨格性反対咬合になってしまうこともあるでしょう。
今回は本来ならば外科矯正を行うべき症例ですが、何とかワイヤー矯正だけで外科矯正(顎切り)を行わないで重度の反対咬合を改善した症例をご覧頂きます。外科矯正でなければ改善しないと言われ治療を悩んでいる方は是非ご相談下さい。
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前後左右の交叉咬合で重度の顎変形症を伴う骨格性反対咬合です。また、顎偏位も重度で下顎が左に5㎜ずれています。本来ならば外科矯正の対象となりますが、上顎の歯槽骨形態修正を拡大床で行った後にワイヤー矯正で被蓋を改善しました。
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重度の骨格性反対咬合をワイヤー矯正で改善する為には、患者さんにしっかり顎間ゴムを使用して頂かねばなりません。ゴムメタルを使用して奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯の咬み合わせ(咬合平面)を適正化する事により被蓋改善を行いました。
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重度の骨格性反対咬合をワイヤー矯正で改善する為には、患者さんにしっかり顎間ゴムを使用して頂かねばなりません。ゴムメタルを使用して奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯の咬み合わせ(咬合平面)を適正化する事により被蓋改善を行いました。
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重度の骨格性反対咬合をワイヤー矯正で改善する為には、患者さんにしっかり顎間ゴムを使用して頂かねばなりません。ゴムメタルを使用して奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯の咬み合わせ(咬合平面)を適正化する事により被蓋改善を行いました。
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![](https://ishiisika.com/blog/wp/wp-content/uploads/2021/01/EB05B7E6-FA2E-406C-995E-F93EDD10BA37-1024x628.jpeg)
先ず、上顎の大きさが下顎に比べかなり小さいので限界まで拡大床で顎を広げる歯槽骨形態修正を行っています。その後ゴムメタルワイヤーで歯の排列を行いました。咬み合わせが安定するまでスリムリテーナーを就寝時使用して頂いています。
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下顎はかなりワイドなので出来るだけワイヤーで舌側に奥歯を傾斜させ反対の咬み合わせを改善しました。上顎同様に咬み合わせが安定するまでスリムリテーナーを使用して頂いています。
<参考>
「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)