最高のリテーナーを求めて album 249

今回は、反対の咬み合わせを気にして来院した小学校4年生の小児の症例です。小児の反対咬合の治療は、先ず反対の咬み合わせを改善して歯並びを整える1期治療を行います。当院では治療終了後にリテーナーを入れて経過を見る場合もありますが、下顎の成長発育が終了する時期まで取り外しできるマウスピース型の筋機能矯正装置を就寝時に使用して咬合誘導・咬合育成する事があります。その判断は矯正治療を行う本人と保護者の矯正治療に対する協力度によって行っています。理想的には後者の筋機能矯正装置による筋トレを進めたいところですが、正しい使用法が出来ずに使用時間(昼間に1から2時間の筋トレと就寝中の装着)が短いと顎偏位を起こしたり反対咬合が再発してしまうこともあります。この治療法のメリットは、口腔周囲筋のバランスを整えながら上下顎の成長発育に合わせながら安定した位置へ歯を再配列することが出来る事です。但し、治療する本人の根気強い努力が必要となります。それでは、約2年間の1期治療終了後、全ての永久歯が萌出するまで継続して筋機能矯正装置だけを使用し、上下顎の成長発育をコントロールして2期治療が必要無くなった症例をご覧下さい。不正咬合の患者さんは、口腔周囲筋と歯列のバランスが整っていないことで生じることが多いと思います。矯正後の歯並びを維持するために大切なのは、舌側にワイヤー固定する事でも無く、リテーナーを入れ続ける事でもありません。それは、①舌の正しいポジションの確保②リップシールドの意識(口呼吸をしない)③正しい呼吸法(鼻呼吸)を行う事により、歯列を取り囲む全ての筋肉のバランスを整える事です。筋肉は最高のリテーナーです。

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約2年間の1期治療終了後、筋機能矯正装置を用いて全ての永久歯が萌出するまで咬合誘導・咬合育成を行い、口腔周囲筋とのバランスがとれた安定して機能的な位置へ歯が並んでいく様子をご覧下さい。

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約2年間の1期治療終了後、筋機能矯正装置を用いて全ての永久歯が萌出するまで咬合誘導・咬合育成を行い、口腔周囲筋とのバランスがとれた安定して機能的な位置へ歯が並んでいく様子をご覧下さい。

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約2年間の1期治療終了後、筋機能矯正装置を用いて全ての永久歯が萌出するまで咬合誘導・咬合育成を行い、口腔周囲筋とのバランスがとれた安定して機能的な位置へ歯が並んでいく様子をご覧下さい。

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筋機能矯正装置の使用と口腔筋機能療法(MFT)による筋トレで安定した咬み合わせを構築することが出来ました。

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筋機能矯正装置の使用と口腔筋機能療法(MFT)による筋トレで安定した咬み合わせを構築することが出来ました。

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1期治療で舌が口蓋に収まるスペースを創り八重歯を回避する為に、上顎を大きく拡大しています。また、低位舌の改善のためにガムトレーニングはとても大切です。この事により、喉の奥の気道が拡大され鼻呼吸の確立が可能となります。

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2期治療をする事無く全ての永久歯を綺麗に機能的に配列する事が出来ました。歯列の安定には口腔周囲筋とのバランスがとれた位置に歯が配列されていることがとても大切です。歯を取り囲むバランスのとれた口腔周囲筋は、「最高のリテーナー」となります。

 

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

過去の症例はこちら

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