出っ歯(上顎前突)改善のため下顎と顎関節を育てる album 261
今回は、出っ歯と下顎の前歯の歯並びを気にして来院した小学校2年生の小児の症例です。
矯正学的な問題点は
①上顎前突(下顎後退による相対的な出っ歯)
②過蓋咬合(咬み合わせが深すぎる)
③叢生(上下顎の顎の大きさが永久歯の大きさに対して小さい)
④口腔周囲筋のアンバランス
等です。
上記の問題点を解決するために当院が行った治療法は
①上顎前突と過蓋咬合の改善のため、下顎と顎関節の成長発育を促すように奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化
②上下顎の大きさを拡大するため取り外しの拡大床で歯槽骨の形態修正
③口腔周囲筋のバランス改善のため、筋機能矯正装置(トレーナーシステム)の使用と口腔筋機能療法(
それでは実際の治療をご覧下さい。
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上下顎の歯槽骨形態修正を行い永久歯が非抜歯で並ぶ為のスペースを確保し、上顎の奥歯の咬合平面と咬合高径を適正化して下顎と顎関節を成長発育させ上顎前突並びに過蓋咬合を改善しました。その後筋機能矯正装置で口腔周囲筋のアンバランスを改善し安定した咬み合わせを獲得する為、咬合誘導・咬合育成を行っています。
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適切な咬合誘導・咬合育成によって下顎が前方成長発育していく様子をご覧下さい。また、上顎の犬歯の位置が正しく誘導され非抜歯で八重歯を回避することが出来ました。
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適切な咬合誘導・咬合育成によって下顎が前方成長発育していく様子をご覧下さい。また、上顎の犬歯の位置が正しく誘導され非抜歯で八重歯を回避することが出来ました。
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下顎が後方に押し込められ顎関節に圧迫が見られます。咬合高径と咬合平面の適正化により下顎が前方に成長発育して上顎前突が改善され顎関節を保護することが出来ました。顎関節が過度の圧迫され負担過剰の状態が続くと将来顎関節症を発症する可能性があります。
photo 1471
下顎が後方に押し込められ顎関節に圧迫が見られます。咬合高径と咬合平面の適正化により下顎が前方に成長発育して上顎前突が改善され顎関節を保護することが出来ました。顎関節が過度の圧迫され負担過剰の状態が続くと将来顎関節症を発症する可能性があります。
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八重歯を回避する為にワイヤー矯正で奥歯を後方移動しています。また、舌の正しいポジションを確保する為に上顎を大きく拡大し舌の挙上トレーニングを行っています。この事により安定した咬み合わせを作ることが出来ます。
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初めに非抜歯で全ての永久性を配列するために、下顎の歯槽骨形態修正しています。その後、筋機能矯正装置で筋肉のバランスがとれた位置に再配列するように咬合誘導・咬合育成しています。
<参考>