小児矯正治療のススメ 大胆な歯槽骨形態修正が可能 album 265

どんな矯正治療にも必ずリスクが伴います。顎の拡大にもリスクが伴います。しかし、小児期においては小児の適応能力の高さ故最小限のリスクで大胆な顎の拡大が可能です。これは小児期における早期矯正治療のメリットと言えます。
抜歯矯正を選択する理由の一つに顎の大きさが小さいと言うことが挙げられます。それでは抜歯矯正を避ける為に大胆な顎の大きさの拡大を行えばと誰しも考えつく結論です。しかし、大きく拡大した顎の上に配列された歯が機能的に満足出来安定した咬み合わせを確立する事はとても難しいのです。矯正治療で配列された歯の位置が口腔周囲筋とのバランスがとれた位置に配列されている必要があります。無理矢理に配列された位置は極めて不安定であります。従って、矯正治療において不正咬合の原因となる筋肉のアンバランスを改善する必要があります。その為には、口腔筋機能療法(MFT)は極めて重要と考えています。
それでは、非抜歯で大胆な歯槽骨形態修正を行った小学校2年生の症例をご覧下さい。

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初診時の顎の形態と大きさをご覧下さい。このままでは全ての永久歯を綺麗に配列することは出来ません。そこで先ず取り外し可能な拡大床で顎の大きさを広げワイヤー矯正で前歯を並べました。奥歯のかみ合わせ(咬合平面)と奥歯の高さ(咬合高径)が良くないために咬み合わせが深すぎて下顎が後退していますので、咬合高径と咬合平面を適正化しながら八重歯を回避する為に奥歯を後方に移動させました。その後リテーナーを装着した1期治療を終了しました。

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上顎の拡大に合わせて下顎も大きさを広げ歯を再配列していきました。その後、筋機能矯正装置を用いて筋肉のバランスがとれた位置へ咬合誘導・咬合育成しています。

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徐々に歯列が安定した位置へ移動し整っていく様子をご覧下さい。小児は極めて高い適応能力があります。

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後方に押し込まれた下顎が咬合高径と咬合平面の変化に伴い前方に適応していく様子をご覧下さい。

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後方に押し込まれた下顎が咬合高径と咬合平面の変化に伴い前方に適応していく様子をご覧下さい。

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後方に押し込まれた下顎が咬合高径と咬合平面の変化に伴い前方に適応していく様子をご覧下さい。

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後方に押し込まれた下顎が咬合高径と咬合平面の変化に伴い前方に適応していく様子をご覧下さい。

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

過去の症例はこちら

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