今回は出っ歯を気にして来院した小学校3年生の症例です。
矯正学的な問題点は
①オバージェットが大きすぎる(上顎前歯の前突)
②叢生(全ての永久歯が並ぶスペースが上下顎共に足りない)
等です。
分析の結果、上顎の過成長は見られず下顎の後退による上顎前突であることが分かりました。そこで上顎の奥歯のかみ合わせ(咬合平面)と奥歯の高さ(咬合高径)を適正化して下顎の前方成長を誘導するような1期治療を行いました。また、上顎は永久歯の犬歯の萌出スペースがかなり不足していましたので歯槽骨形態修正を施し大きく顎を拡大し奥歯を後方移動しました。しかし、上顎前歯の前突感が残りましたので2期治療を勧めましたが、ワイヤー矯正治療の希望はなく筋機能矯正装置(トレーナーシステム)で頑張ることに致しました。それでは実際の治療経過をご覧下さい。
<参考>
筋機能矯正装置(トレーナーシステム)を用いた咬合誘導・咬合育成について
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1期治療終了後、筋機能矯正装置(トレーナーシステム)を半年間使用して筋トレした経過をご覧下さい。大分上顎前歯の前突感が改善されました。この間、口腔筋機能療法(MFT)も併用して行っています。
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1期治療終了後、筋機能矯正装置(トレーナーシステム)を半年間使用して筋トレした経過をご覧下さい。大分上顎前歯の前突感が改善されました。この間、口腔筋機能療法(MFT)も併用して行っています。
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後退していた下顎が前方に誘導されていく様子をご覧下さい。
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後退していた下顎が前方に誘導されていく様子をご覧下さい。
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全ての永久歯を非抜歯で口腔周囲筋のバランスがとれた位置へ再配列しました。
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1期治療により上顎前歯のスペースを確保しましたので、非抜歯で八重歯を回避することが出来ました。
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1期治療終了後に筋機能矯正装置を使用する事により、口腔周囲筋のバランスが改善され歯が安定した位置へ再配列されていきます。
<参考>
「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)