八重歯を回避するために album 271

今回は、すきっ歯と下の前歯の歯並びを気にして来院した小学校2年生の症例です。
乳歯と永久歯が混在する時期の小児矯正では、前歯4本と奥歯のかみ合わせを整える事を主な目的として1期治療を行います。しかし、1期治療が終了した後に上顎の犬歯が萌出してきますのでこの時期に八重歯になる事があります。この原因は、永久歯の犬歯の萌出スペースを十分に確保できてないことが原因です。但し、骨格的な問題と顎の大きさがあまりにも小さい場合は、十分なスペースを確保することが難しい場合もあります。この様なケースでは、八重歯を改善する為に抜歯矯正を選択する事になります。当院では出来るだけ抜歯矯正を避けるために咬合誘導・咬合育成を行いながら上下顎の正常な発育を促すような治療を徹底的に行っています。その為には、適切な奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を設定する事は必須であると思われます。また、口腔周囲筋のバランスが悪いとユッタリとした均整のとれた安定した歯並びを得ることは出来ませんので口腔筋機能療法(MFT)はとても大切です。それでは実際の治療をご覧下さい。

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上顎犬歯の萌出スペースが足りません。歯槽骨形態修正を行い顎を出来るだけ広げ、その後ワイヤー矯正で奥歯を後方移動しスペースを確保しました。その後、安定した咬み合わせを誘導するために筋機能矯正装置をリテーナーとして使用しています。

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下の前歯が並ぶ顎の大きさが足りません。歯槽骨形態修正を施し顎の大きさを広げ歯を配列しました。その後、筋機能矯正装置の使用により均整のとれた美しい歯並びを作り上げるように口腔筋機能療法(MFT)を行いながら咬合誘導・咬合育成を行っています。

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八重歯を回避する為に1期治療で上顎犬歯の萌出スペースを確保しました。その結果、非抜歯で上顎犬歯を正しい位置に誘導し口腔周囲筋とのバランスがとれた美しい歯並びを得る事が出来ました。また、深すぎる咬み合わせ(過蓋咬合)と上顎前突を改善する為に咬合高径と咬合平面を適正化しています。

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八重歯を回避する為に1期治療で上顎犬歯の萌出スペースを確保しました。その結果、非抜歯で上顎犬歯を正しい位置に誘導し口腔周囲筋とのバランスがとれた美しい歯並びを得る事が出来ました。

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八重歯を回避する為に1期治療で上顎犬歯の萌出スペースを確保しました。その結果、非抜歯で上顎犬歯を正しい位置に誘導し口腔周囲筋とのバランスがとれた美しい歯並びを得る事が出来ました。

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咬合高径と咬合平面を適正化する事により下顎を前方に成長発育させることが出来ました。上顎前突を改善する為には上顎の前歯を後退させることだけではなく、下顎を前方に誘導する治療が大切です。この事により過剰な顎関節への負担を軽減できます。

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咬合高径と咬合平面を適正化する事により下顎を前方に成長発育させることが出来ました。上顎前突を改善する為には上顎の前歯を後退させることだけではなく、下顎を前方に誘導する治療が大切です。この事により過剰な顎関節への負担を軽減できます。

 

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

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