小さな顎を大きく育てることは可能か album 274
今回は下の前歯の歯並びとすきっ歯を気にして来院した小学校1年生の小児の症例です。成長発育期にある小児期に歯科矯正治療をスタートし適切な咬合誘導・咬合育成を行う事によって、小さな顎を大きく育て非抜歯で綺麗な歯並びを獲得することが出来る可能性があります。
初診時、かなり顎が小さくこのままでは抜歯することなしに全ての永久歯を並べる事は出来ない状態でした。特に永久歯の犬歯の萌出スペースが足りません。抜歯は出来るだけ避けたいとの強い希望がありましたので歯槽骨形態修正を行い顎を広げ、奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を顎関節の運動路(顆路)を考慮して適正化するる事により顎の正常な発育を促し非抜歯で全ての永久歯を配列し口腔周囲筋とのバランスを考慮した機能的な咬み合わせを得る事が出来ました。それでは実際の治療経過をご覧下さい。
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歯槽骨形態修正によって顎を大きく拡大し、口腔筋機能療法(
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歯槽骨形態修正によって顎を大きく拡大し、口腔筋機能療法(
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すきっ歯と深すぎる咬み合わせ(過蓋咬合)が徐々に改善されていきます。過蓋咬合は放置すると顎関節に過剰な負担が加わり続け、顎関節症を発症する場合があります。
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上下の顎が適切な咬合誘導・咬合育成により正常に発育していく様子をご覧下さい。上顎の発育は10歳位で終わります。できるだけ早い時期から矯正をスタートする事が大切です。それに対して下顎は女児で14歳位、男児で18歳位まで成長発育します。男の子の場合は、長期間の咬合誘導・咬合育成が必要となる場合があります。
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上下の顎が適切な咬合誘導・咬合育成により正常に発育していく様子をご覧下さい。上顎の発育は10歳位で終わります。できるだけ早い時期から矯正をスタートする事が大切です。それに対して下顎は女児で14歳位、男児で18歳位まで成長発育します。男の子の場合は、長期間の咬合誘導・咬合育成が必要となる場合があります。
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上下の顎が適切な咬合誘導・咬合育成により正常に発育していく様子をご覧下さい。上顎の発育は10歳位で終わります。できるだけ早い時期から矯正をスタートする事が大切です。それに対して下顎は女児で14歳位、男児で18歳位まで成長発育します。男の子の場合は、長期間の咬合誘導・咬合育成が必要となる場合があります。
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上下の顎が適切な咬合誘導・咬合育成により正常に発育していく様子をご覧下さい。上顎の発育は10歳位で終わります。できるだけ早い時期から矯正をスタートする事が大切です。それに対して下顎は女児で14歳位、男児で18歳位まで成長発育します。男の子の場合は、長期間の咬合誘導・咬合育成が必要となる場合があります。
<参考>