前歯でかみ切れない(開咬)治療の必要性 【album 336】

今回は、前歯がかみ合わない開咬という不正咬合について考えてみたいと思います。
開咬の主な問題点は
①前歯で食べ物をかみ切れない(咀嚼障害)
②前歯が開いているので滑舌の悪い話し方になる(発音障害)
③口が開いて口呼吸になりやすい(口が乾燥して虫歯や歯周病を起こしやすくなるだけではなく、アレルギーや風邪になりやすく様々な慢性の炎症性疾患の原因にもなる)
④前歯が接触しないため奥歯に咬み合わせの力が集中し奥歯を早くダメにする
⑤顎関節に加わる負担が増し、顎関節症を発症するリスクが高まる
等が挙げられます。
歯並びが凸凹でなくても前歯がかみ合わないと様々なリスクがあります。奥歯や顎関節が駄目になる前に早めに歯科医院に相談しましょう。
それでは、開咬の実際の治療をご覧下さい。

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開咬を改善する為に、奥歯のかみ合わせの高さ(咬合高径)・奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化して治療を行いました。後退した下顎も前方に適応させ出っ歯(上顎前突)も改善する事が出来ました。

それでは治療経過をご覧下さい。

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ワイヤー矯正で咬合高径・咬合平面を適正化して開咬を改善し、治療後も安定して咬合を維持できるようにガムトレーニングと口輪筋の筋トレを継続しています。開咬は再発しやすい不正咬合です。食事の時はしっかり時間をかけて硬い物も咀嚼する習慣をつけで再発を防ぐことが出来ます。

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ワイヤー矯正で咬合高径・咬合平面を適正化して開咬を改善し、治療後も安定して咬合を維持できるようにガムトレーニングと口輪筋の筋トレを継続しています。開咬は再発しやすい不正咬合です。食事の時はしっかり時間をかけて硬い物も咀嚼する習慣をつけで再発を防ぐことが出来ます。

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ワイヤー矯正で咬合高径・咬合平面を適正化して開咬を改善し、治療後も安定して咬合を維持できるようにガムトレーニングと口輪筋の筋トレを継続しています。開咬は再発しやすい不正咬合です。食事の時はしっかり時間をかけて硬い物も咀嚼する習慣をつけで再発を防ぐことが出来ます。

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咬合高径・咬合平面の適正化により、開咬・上顎前突を改善しました。

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咬合高径・咬合平面の適正化により、開咬・上顎前突を改善しました。

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前歯の歯軸を変えるために歯列の形態修正をしています。

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しっかり奥歯を咬合させるために上顎に合わせて歯列形態の修正を行っています。

 

<参考>

過去の症例はこちら

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