小児矯正における治療のプライオリティー(優先順位)について【album 353】
顎骨及び顎関節の成長発育が期待出来る小児矯正では、出来るだけこの時期にしか出来ない治療を優先させて行うようにしています。
出っ歯(上顎前突)には上顎骨そのものの過成長による骨格的なケースと、下顎の後退による相対的なケースがあります。上顎骨そのものの過成長による上顎前突は、抜歯矯正や外科矯正をする場合があります。但し、今回紹介するような症例では奥歯のかみ合わせ(咬合平面)・奥歯の高さ(咬合高径)を適正化して、顎の関節と下顎の骨を正常に発育させ非抜歯で改善する事が出来ます。それでは実際の治療経過をご覧下さい。
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咬合平面・咬合高径を適正化して、下顎の前方成長を促す事により出っ歯(上顎前突)を改善しています。
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咬合平面・咬合高径を適正化して、下顎の前方成長を促す事により出っ歯(上顎前突)を改善しています。
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咬合平面・咬合高径を適正化して、下顎の前方成長を促す事により出っ歯(上顎前突)を改善しています。
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咬合平面・咬合高径を適正化して、下顎の前方成長を促す事により出っ歯(上顎前突)を改善しています。
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咬合平面・咬合高径を適正化して、下顎の前方成長を促す事により出っ歯(上顎前突)と深すぎる咬み合わせ(過蓋咬合)を改善しています。
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犬歯の萌出スペースが足りません。このままでは八重歯になる恐れがあります。ワイヤー矯正で奥歯を後方に移動して萌出スペースを確保しました。この事により八重歯を回避することが出来ました。
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部分矯正で歯を出来るだけ配列しています。仕上げの2期治療では、全ての歯を配列して行く予定です。
<参考>