早期小児矯正治療で顎と顎関節の正常な発育を誘導する【album 375】

顎と顎関節の成長発育が期待出来る小児において不正咬合の根本原因を改善して正常な発育を誘導する事はとても大切です。それに対して成人矯正では、顎や顎関節の成長発育は終了していますので対処療法的に不正咬合を改善していくことになります。今回は、上下顎の大きさが小さく咬み合わせが深すぎる(過蓋咬合)の小児の症例です。このままでは歯並びが凸凹となり顎関節の正常な発育は期待出来ません。また、下顎が左側にずれています(顎偏位)。顎偏位は放置すると顎変形症になる事もあり重度の場合は外科矯正(顎切り)でも治療が必要となります。それでは、先ず治療前後の写真をご覧下さい。

photo 2214

深すぎる咬み合わせと顎のずれを改善し顎と顎関節の正常な発育を促す事が出来ました。小児矯正において適切な咬合誘導・咬合育成はとても大切です。

photo 2215

上下顎共に顎の大きさが小さいため犬歯の萌出スペースが足りません。正常な顎の成長発育を促す事により八重歯を回避することが出来ました。

それでは実際の治療経過をご覧下さい。

photo 2216

上顎のみを部分的なワイヤー矯正によって奥歯のかみ合わせ(咬合平面)と奥歯の高さ(咬合高径)を適正化する事により、深すぎる咬み合わせ(過蓋咬合)を改善し顎と顎関節の正常な発育を促すようにしました。

photo 2217

咬合平面・咬合高径を適正化して下顎の前方成長を促し顎関節の正常な発育を促すようにしています。

photo 2218

咬合平面・咬合高径を適正化して下顎の前方成長を促し顎関節の正常な発育を促すようにしています。

photo 2219

咬合平面・咬合高径を適正化して下顎の前方成長を促し顎関節の正常な発育を促すようにしています。

photo 2220

咬合平面・咬合高径を適正化して下顎の前方成長を促し顎関節の正常な発育を促すようにしています。

photo 2221

早期に矯正治療を開始することにより小さすぎる顎の大きさを改善する為に咬合平面並び咬合高径の適正化を行い、さらに口腔周囲筋のバランスを整える筋トレを行い機能的な位置に歯を誘導し配列しています。

photo 2222

早期に矯正治療を開始することにより小さすぎる顎の大きさを改善する為に咬合平面並び咬合高径の適正化を行い、さらに口腔周囲筋のバランスを整える筋トレを行い機能的な位置に歯を誘導し配列しています。

 

 

<参考>

過去の症例はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA