今回は、出っ歯(上顎前突)を気にして来院した8歳の小児の症例です。
出来るだけワイヤー矯正をしたくないという希望がありましたので、取り外しが出来るマウスピース型の筋機能矯正装置(トレーナーシステム)で治療することに致しました。治療途中、一時的に開咬になりましたがMFT(筋機能療法)を併用して筋トレを行ったところ徐々に改善が見られ安定した咬合を作ることが出来ました。
それでは実際の治療をご覧下さい。
<参考>
筋機能矯正装置(トレーナーシステム)を用いた咬合誘導・咬合育成について(クリックHere)
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セファロ分析によると上顎の過成長は見られず、下顎の後退による相対的な上顎前突であると診断されました。今回使用した筋機能矯正装置は、下顎を前方に位置づけることによって、下顎の前方成長を促す事が出来ます。治療中、一時的に開咬となりましたがMFT(筋機能療法)を併用して筋肉のバランスを整え、噛む力を増強させる事により安定した咬合を作ることが出来ました。筋機能矯正装置による治療では、一時的に開咬状態を呈することはよくあります。正しい使い方を学び毎日しっかり使い続ける事によって改善します。
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後方に下がった下顎が徐々に前方に移動して行く様子をご覧下さい。下顎位を前方に変える治療ですので、反作用で一時的に下の前歯が唇側に倒れ開咬になることがありますが、顎関節の圧迫が取り除かれ下顎の前方成長が促されると下顎の歯軸が舌側に戻りかみ合わせが安定してきます。
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後方に下がった下顎が徐々に前方に移動して行く様子をご覧下さい。下顎位を前方に変える治療ですので、反作用で一時的に下の前歯が唇側に倒れ開咬になることがありますが、顎関節の圧迫が取り除かれ下顎の前方成長が促されると下顎の歯軸が舌側に戻りかみ合わせが安定してきます。
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下顎の位置が前方に誘導されて出っ歯(上顎前突)が改善して行きます。一時的に前歯部が開口になりますが、しっかり筋トレ(MFT)を行う事で改善します。
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下顎の位置が前方に誘導されて出っ歯(上顎前突)が改善して行きます。一時的に前歯部が開口になりますが、しっかり筋トレ(MFT)を行う事で改善します。
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筋機能矯正装置の使用により、顎が拡大され徐々に筋肉のバランスが良い位置に歯が自然に移動して安定した美しい歯並びを作ることが出来ます。
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筋機能矯正装置の使用により、顎が拡大され徐々に筋肉のバランスが良い位置に歯が自然に移動して安定した美しい歯並びを誘導する事が出来ました。
<参考>
「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)