外科矯正を避けるためには早期に反対咬合の治療をスタートさせることが大切 album 205

今回の症例は反対咬合を成人まで放置し、骨格性の反対咬合になってしまった患者さんです。通常成人の骨格性反対咬合の治療は外科矯正(顎切り)を併用して行う事が多くなります。しかし、当院では患者様の精神的肉体的な負担を出来るだけ少なくする治療を目指し、非抜歯で外科矯正治療をする事なく矯正治療をするようにしています。勿論、全ての症例においてそのような治療を選択できるわけではありません。反対咬合の場合、下顎があまりにも過成長している場合は残念ながら外科矯正の対象となります。しかし、外科矯正の症例でも奥歯の高さ(咬合高径)を高くして下顎の位置を後方に下げ、奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化する対処療法によって程々のかみ合わせを作ることは可能です(ミャウテクニック)。
反対咬合の治療は、たとえ遺伝的な要因が大きい人でも諦めないで、出来るだけ早期に矯正治療(1期治療)を開始して下顎の過成長を最小限にする事が大切です。その事により仕上げの2期治療で外科矯正をする事なく反対のかみ合わせを改善する事が出来ます。
今回の症例の矯正学的な問題点は
①骨格性の反対咬合(上顎の劣成長を伴う下顎の過成長)
②奥歯の交叉咬合(通常上顎が下顎を覆い被すように噛むのですが、それが反対になって下顎の方が外側になってかみ合う)
③上顎の劣成長に伴う叢生(前歯が凸凹な並びで八重歯)
それでは、実際の治療をご覧下さい。

<参考>

矯正歯科治療で生じうるリスクや副作用について(クリックHere)

歯並びが悪い(不正咬合)とは?
「不正咬合の種類と問題点」 (クリックHere)

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外科矯正を行わないでミャウテクニックにより下顎を後方に下げ奥歯のかみ合わせを再構築しています。

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外科矯正を行わないでミャウテクニックにより下顎を後方に下げ奥歯のかみ合わせを再構築しています。

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反対咬合の場合、上顎骨の成長は悪く奥歯のかみ合わせは反対で前歯は凸凹で八重歯になることが多く見受けられます。上顎を拡大してワイヤー矯正で歯並びを整えました。

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反対咬合の場合、上顎骨の成長は悪く奥歯のかみ合わせは反対で前歯は凸凹で八重歯になることが多く見受けられます。上顎を拡大してワイヤー矯正で歯並びを整えました。

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骨格性反対咬合では下顎の成長発育は過剰なので歯並びはそれ程問題有りませんが、下顎の位置を後方に下げ奥歯をしっかりかみ合わせるために奥歯を悪化して咬合平面を適正化しています。

 

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

過去の症例はこちら

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