八重歯を筋トレで改善する方法 album 200

今回の症例は、下の前歯が凸凹になって気になると来院した小学校2年生の小児です。
矯正学的問題点は
①上下顎叢生(ディスクレパンシーを認める)・・・顎の大きさに対して歯が大きいため、前歯が並びそうに無い
②上顎前突・・・セファロ分析では、上顎骨の過成長は認められなく下顎の後退と発育不足が認められました。従って、下顎が後退したために相対的に出っ歯の状態を呈していると診断されます。
当院で行った治療は
①顎の大きさを広げてディスクレパンシーを改善すると共に、舌が収まる上顎の大きさを確保する為に拡大床で歯槽骨形態修正を行いました。舌が低位であり口腔の筋肉のバランスが崩れていることを改善する事により正常な顎と顎関節の成長発育を誘導する(咬合誘導・咬合育成)。1期治療終了後も筋機能矯正装置(トレーナーシステム)で更なる筋肉のバランス修正を継続して顎の成長発育を助ける。
②上顎前突の原因は、顎の運動路(顆路)に対して奥歯のかみ合わせ(咬合平面)が急峻過ぎる為と診断されたことから、ワイヤー矯正治療(2×4システム)で咬合平面を適正化致しました。この事により下顎の前方適応を促す事出来ます。
それでは実際の治療をご覧下さい。

<参考>

筋機能矯正装置(トレーナーシステム)を用いた咬合誘導・咬合育成について(クリックHere))

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前歯4本の並びと奥歯のかみ合わせを修正して、1期治療を終了致しました。その後、継続して筋機能矯正装置(トレーナーシステム)で舌の筋肉と口腔周囲筋のバランスを整えるためにトレーナーを使用して筋トレを行いました。その結果、一時的に八重歯の状態になった左側の犬歯が自然に改善されていきました。その為、2期治療を回避する事が出来ました。

photo 1054

前歯4本の並びと奥歯のかみ合わせを修正して、1期治療を終了致しました。その際、永久歯の犬歯が萌出して並ぶ為のスペースを確保しています。その後、継続して筋機能矯正装置(トレーナーシステム)で舌の筋肉と口腔周囲筋のバランスを整えるためにトレーナーを使用して筋トレを行いました。その結果、一時的に八重歯の状態になった左側の犬歯が自然に改善されていきました。その為、2期治療を回避する事が出来ました。

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犬歯が正しい位置に導かれていく様子をご覧下さい。

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奥歯のかみ合わせ(咬合平面)と奥歯の高さ(咬合高径)を適正化する治療により下顎が前方に成長発育して上顎前突が改善されていきます。当院では、ほとんどの症例で抜歯することなく上顎前突を改善しています。

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下顎は拡大床で顎の大きさを拡大して、スプリング付きのリテーナーで配列しています。

photo 1058

奥歯のかみ合わせ(咬合平面)と奥歯の高さ(咬合高径)を適正化する治療により下顎が前方に成長発育して上顎前突が改善されていきます。当院では、ほとんどの症例で抜歯することなく上顎前突を改善しています。

photo 1059

奥歯のかみ合わせ(咬合平面)と奥歯の高さ(咬合高径)を適正化する治療により下顎が前方に成長発育して上顎前突が改善されていきます。当院では、ほとんどの症例で抜歯することなく上顎前突を改善しています。

 

 

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

「顎が小さくて歯が並ばない時の対処法」(クリックHere))

「審美矯正歯科治療(美しい口元を求めて)」(クリックHere)

過去の症例はこちら

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