抜歯矯正を避けるために顎が小さくても諦めない矯正 album 210

今回は8歳の小児の咬合誘導・咬合育成を通して、当院が抜歯矯正を避けるために日々取り組んでいる小さな顎を大きく育てる矯正歯科治療についてお話しします。

上記の写真をご覧下さい。来院時、8歳の小児の小さな顎を大きく育てて非抜歯矯正で全ての永久歯を配列しました。成長発育が期待出来る子供の小児矯正では、正常な顎の成長発育を阻害する要因を出来るだけ排除する事によって上下の顎の正常な発育を誘導することが出来ます。勿論、顎の発育には遺伝的な要因もございますので限界はあります。
正常な顎の発育を誘導するために当院では、口腔周囲筋のバランスを考慮しています。特に舌の筋肉を正しい位置に誘導することにより喉の奥の気道を拡大して口呼吸から鼻呼吸への変換を促すようにしています。
また、顎と顎関節の正常な発育を促す為に奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化する矯正治療を行っています。この事により上顎前突や反対咬合のような上下顎のずれによる不正咬合の治療を出来るだけ非抜歯で外科矯正にいたらないように取り組んでいます。

私の治療のポリシーは、「自分の子供にしたくないような矯正治療は行わない」ということです。
出来るだけ患者さんに痛みや不安を与えない最小限の矯正歯科治療の介入で最大限の結果を導けるように日々の矯正歯科治療に取り組んでいます。
矯正歯科治療を成功に導く為に最も大切な事は、矯正歯科医師と患者様の確かな信頼関係と患者様の治療に対する協力であります。お任せの矯正歯科治療はありえません。
一度きりの人生です。
機能的で美しい歯並びで充実した質の高い人生を送りましょう。
その為に石井歯科矯正歯科医院は最大限の矯正歯科治療を日々実践しています。

奥歯の高さ(咬合高径)と奥歯のかみ合わせ(咬合平面)を適正化する事により下顎の前方成長を促す事が可能です。この事により非抜歯矯正治療で上顎前突を改善する事が出来ます。

初診時後退していた下顎を前方に発育させ、上顎前突を改善しています。また、顎の関節に過度の圧迫が加わらない適切な位置に下顎を誘導しています。
それでは実際の治療をご覧下さい。

<参考>

咬合平面・咬合高径の適正化とは?

筋機能矯正装置(トレーナーシステム)を用いた咬合誘導・咬合育成について

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1期治療で咬合平面と咬合高径を適正化して、舌が収まる為の口蓋のスペースを創ります。その後、筋機能矯正装置(トレーナーシステム)で口腔周囲筋のバランスが取れた位置に歯を再配列しています。この事により、機能的で安定した歯並びを創ることが出来ます。
舌・唇・頬などの筋肉を鍛え、正しい発音・噛み方・飲み込み方をトレーニングするMFT(筋機能療法)を併用するとより効果的な結果を得る事が出来ます。

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かなり小さな顎ですが、全ての永久性を非抜歯で配列することが出来ました。

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すきっ歯と深すぎる咬み合わせ(過蓋咬合)を改善する事が出来ました。

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咬合高径と咬合平面を適正化する事により、下顎が前方に誘導されてかみ合わせが安定して来ます。

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咬合高径と咬合平面を適正化する事により、下顎が前方に誘導されてかみ合わせが安定して来ます。
1期治療でしっかり犬歯のスペースを確保していますので、八重歯が自然に改善して行きます。

photo 1118

咬合平面と咬合高径の適正化により、下顎が前方に発育して上顎前突が改善して行きます。

photo 1119

咬合平面と咬合高径の適正化により、下顎が前方に発育して上顎前突が改善して行きます。

 

<参考>

「矯正症例集閲覧に当たって」(クリックHere)

過去の症例はこちら

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